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新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの飲食店がテイクアウトを始めました。
この記事にたどり着いたあなたも、これからテイクアウトを始めようと考えているのではないでしょうか。
しかし、テイクアウトにはいくつか注意点があります。
本記事ではテイクアウトを導入する飲食店向けに、注意点を5つ解説しています。
テイクアウトでトラブルを起こさないためにも、ぜひ最後までお読みください。
飲食店がテイクアウトを導入する際の注意点5つ!※チェック必須
飲食店がテイクアウトを導入する際は、次の5点に注意してください。
- 飲食店営業以外の許可も必要なケースがある
- 食材はしっかりと加熱する
- テイクアウト用の容器を用意する
- 保冷剤やウェットティッシュをつける
- 義務ではないが、消費期限や原材料は表示した方が良い
1点ずつ詳細を解説します。
飲食店営業以外の許可も必要なケースがある
店内と同じ商品をテイクアウトで販売する場合、基本的には新しく許可をとる必要はありません。
しかし、飲食店営業以外の許可が必要なケースもあります。
- お菓子やパンを製造し販売する:菓子製造業
- アイスクリームを製造し販売する:アイスクリーム類製造業
- 乳製品(バター・チーズ)を製造し販売する:乳製品製造業
- 麺類を製造し、調理前の状態で販売する:めん類製造業
- ハムやソーセージ・ベーコンを製造し販売する:食肉製品製造業
- 鮮魚介類や生肉を販売する:魚介類販売業・食肉販売業
- ジュースやコーヒーを製造し販売する:清涼飲料水製造業
上記以外にも、みそ製造業や醤油製造業・あん類製造業など、許可が必要なケースは多々あります。
また、自治体や保健所によっては、店内と同じ商品を製造・販売する場合でも許可が必要になるケースもあります。
食材はしっかりと加熱する
食中毒を防ぐために、食材はしっかりと加熱しましょう。
目安としては、中心温度75度以上を1分以上、または中心温度85度以上を90秒以上加熱してください。
低温調理だと菌が繁殖しやすくなり、食中毒を引き起こすリスクが上昇してしまいます。
低温調理はあくまで店内飲食を前提とした調理法なので、テイクアウトでは控えるのが賢明です。
また、生卵や刺身などの生ものも、テイクアウトでの販売は控えることをおすすめします。
テイクアウト用の容器を用意する
テイクアウトを始める場合、テイクアウト用の容器を用意する必要があります。店内で使用している食器をそのまま使うことはできません。
容器は、料理のジャンルに合ったものを選ぶのはもちろん、下記の点に優れた容器をおすすめします。
- 中身の漏れにくさ
- 具材の崩れにくさ
- 保温性・保冷性
- 耐熱性
- 処分のしやすさ
容器だけでなく、フォークやスプーン・箸・おしぼり等も用意しましょう。
どんな容器を選べば良いか分からない方は、デリバリー大手の出前館が運営する「仕入館」から選ぶと良いでしょう。テイクアウトやデリバリーに特化した容器を厳選して取り扱っています。
保冷剤やウェットティッシュをつける
テイクアウトの商品には、保冷剤やウェットティッシュをつけましょう。
食中毒のリスクを減らすためです。
保冷剤をつけると、料理の傷みを最低限に抑えることができます。ウェットティッシュはお客様の手を除菌できるため、料理以外が原因の食中毒のリスクを減らせます。
また、万が一食中毒が発生した場合のリスクに備え、保険に加入するのも良いかもしれません。
公益社団法人日本食品衛生協会の「食品営業賠償共済」や、東京海上日動の「テイクアウト・デリバリー総合補償プラン」など、さまざまな保険があるので確認してみてください。
義務ではないが、消費期限や原材料は表示した方が良い
テイクアウトで販売した商品は、お客様がいつ食べるか分かりません。表示義務はありませんが、消費期限は容器に明記すべきでしょう。
容器に明記できない場合は、商品をお渡しする際に「本日の〇時までにお召し上がりください。」と口頭で説明することをおすすめします。
また、商品の原材料も明記すべきです。アレルギーを持っているお客様が、対象のアレルギー物質を含む食材を口にするリスクを防ぐためです。
1商品ずつ明記できない場合は、ポップに原材料を書いておきましょう。
また、店員の方は消費期限と原材料を必ず説明できるようにしてください。
誤った情報を伝えると、トラブルに発展する可能性があります。
テイクアウトと一緒にデリバリーも始めてみては?
テイクアウトを導入するのであれば、一緒にデリバリーも導入してはどうでしょうか。
デリバリーはテイクアウトとは違い、自宅から簡単に注文できるため、雨天・荒天時でも安定して売上を確保できます。
また、通りすがりのお客様以外からも注文してもらえるメリットがあります。
テイクアウトとかけ合わせて利用することで効率的に売上を伸ばせるでしょう。
容器はテイクアウトと同じもので問題ないので、初期費用もほとんどかかりません。
おすすめのデリバリーサービス5社を徹底比較している記事もあるので、気になる方はあわせて確認してみてください。
まとめ
テイクアウト導入時に飲食店が注意すべきポイントをまとめると、以下のようになります。
- 飲食店営業以外の許可も必要なケースがある
- 食材はしっかりと加熱する
- テイクアウト用の容器を用意する
- 保冷剤やウェットティッシュをつける
- 義務ではないが、消費期限や原材料は表示した方が良い
上記5点に注意しながら、テイクアウトを始めましょう。
この記事が、テイクアウトの注意点について知りたい方の参考になれば幸いです。