飲食店経営

飲食店の水道光熱費は平均いくら?節約&利益確保のコツを伝授

飲食店 水道光熱費

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飲食店が利益を確保するためには、売上を伸ばすだけでなく経費を削減することも非常に重要です。

なかでも水道光熱費は削減しやすい項目であり、平均以上の費用がかかってしまっている場合は今すぐ節約を行うべきです。

本記事では、飲食店の水道光熱費の平均と節約&利益確保のコツをお伝えします。無駄な出費が多いのではないか感じているオーナーの方や、どんどん利益を伸ばしていきたいオーナーの方はぜひ参考にしてください。

飲食店の水道光熱費は平均いくら?

飲食店リサーチの調査によると、水道光熱費の割合について、約6割の飲食店が「売上の5%以下」であると回答しています。

売上が200万円の場合、水道光熱費は10万円以下になるのが平均ということです。

ただし、この数値はお店の業態や規模によっても異なります。

例えば、調理に大量の水を使うラーメン屋は水道光熱費が上がります。反対に、ドリンク中心に提供するようなバーは水道光熱費を抑えやすいです。

飲食店の経費の内訳

飲食店の経費の内訳は、基本的には以下のようになります。

いくつか削れそうなポイントがありそうですね。まずは、簡単に削れる水道光熱費の節約方法から見ていきましょう。

飲食店の水道光熱費を節約する方法

飲食店の水道光熱費は簡単に節約できます。以下は、特に簡単にできる3つの施策です。

1つずつ詳しく説明します。

LED照明に切り替える

LED照明は、白熱電球や蛍光灯と比べて消費電力が少なく、水道光熱費を抑えられます。

蛍光灯(シーリングライト)LEDライト(シーリングライト)
1日あたりの電気代55.2円19.2円
1年あたりの電気代20,148円7,008円

参考:蛍光灯とLEDの電気代を比べるとLEDがお得!

購入価格が高いため切り替えを躊躇する方も多いですが、長期的に見たらLED照明の方がお得です。また、LED照明は寿命が長いため、頻繁に買い換える必要もありません。

お店の照明がLEDではない場合、早めに切り替えるのがおすすめです。

エアコンを掃除する

エアコンのフィルターが汚れていると、水道光熱費が高く付いてしまいます。汚れがエアコンの作動を邪魔するため、風量が低下したり、効きが悪くなったりしてしまうからです。

1ヶ月に1度はフィルター掃除などを行い、エアコンを綺麗な状態に保ちましょう

また、使用しているエアコンが古い場合は買い換えも検討すべきです。古いエアコンは消費電力が大きく、水道光熱費を引き上げている可能性があります。

室外機の周りを掃除する

室外機は、外の冷たい空気を吸い込んで中に取り入れると同時に、室内の熱い空気を外に吹き出す役割を果たします。

しかし、室外機のすぐ近くにゴミ箱や植木などが置いてあると、吹き出した熱い空気を発散できずに、跳ね返って来てしまいます。そうして跳ね返ってきた熱い空気を室外機の中に取り込んでしまうと、室内の温度を保つために無駄な電力を使うハメになるのです。

水道光熱費を抑えるためには、室外機まわりに物をおかず、スッキリとさせましょう

水道光熱費の節約以外で、利益を確保する方法

水道光熱費の節約以外で、利益を確保することもできます。具体的な方法を見ていきましょう。

フードデリバリーを導入する

フードデリバリーを導入すれば、人件費を増やすことなく利益を増幅させられます。店舗にお客様を入れることなく注文数を増やせるからです。席数が少なく回転率の悪い飲食店でも、フードデリバリーを使えば売上を伸ばし続けられます。

配達はすべて運営側に任せられるので、配達員の人件費も不要です。

また、注文システムなどもすべて用意してもらえるので、飲食店側で負担する維持費などもありません。

かかるのはサービス利用料のみとなります。サービス利用料は売上に応じた料率制なので、赤字になる可能性もないのです。

これから利益をどんどん伸ばしていきたい飲食店の方は、ぜひフードデリバリーの導入を検討してみてください。

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フードロス対策をし、食材費を削減する

フードロスは、環境に悪いことはもちろん、食材費を圧迫する原因ともなっています。

食べ残し・仕込みすぎ・仕入れすぎによるフードロスを防ぎ、食材費を削減しましょう。

食べ残し

よくお客様が残してしまうメニューがあれば、内容を見直すべきです。残してしまった分の食材を別のメニューに充てられるため、食材費の節約になります。

仕込みすぎ・仕入れすぎ

仕込みすぎ・仕入れすぎによるフードロスを防ぐためには、正確な在庫管理と発注を行いましょう。例年の来客数などを基に、必要な分だけを用意すれば無駄な食材費はかかりません。

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まとめ

本記事の内容をまとめると、以下のようになります。

  • 飲食店の水道光熱費は「売上の5%」が平均
  • 水道光熱費を節約するためには「LED照明に切り替える」「エアコンを掃除する」「室外機の周りを掃除する」などの方法が有効
  • フードデリバリーの導入やフードロス対策によって利益を確保することも大切

本記事の内容を参考に、水道光熱費をはじめとした様々な経費を見直してみてください。