飲食店経営

飲食店のリピート率は平均38%!リピート率アップのコツを大公開

飲食店 リピート率 平均

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飲食店が売上を伸ばすにあたり、リピーターの存在は欠かせません。

しかし、自店のリピート率が高いのかどうかや、リピーターの増やし方が分からない飲食店オーナーの方は多いでしょう。

そこで本記事では、飲食店の平均リピート率とリピーターを増やす施策3つを紹介します。

売上を伸ばすための参考として、ぜひじっくりとお読みください。

飲食店のリピート率は平均38%

飲食店リサーチの調査によると、飲食店における新規顧客の再訪問率(リピート率)は平均38%です。飲食店が目指すべきリピート率と言えるでしょう。

また、ホットペッパーグルメ外食総研の調査によると、「1カ月に1度以上外食を行う人が、1週間の外食のうち初回利用する店は22.7%で、再利用(リピート)する店は77.3%であった」とされています。リピーター獲得に失敗している飲食店は、大きな機会損失を生んでいることが分かります。

飲食店にとってリピーターが大切な理由

飲食店にとってリピーターが大切な理由は、主に以下の3つが挙げられます。

  • コストをかけずに売上を確保できる
  • 紹介で新規顧客が増える
  • 売上が流行に左右されない

それぞれ詳しく解説します。

コストをかけずに売上を確保できる

マーケティング用語の「1:5の法則」では、新規顧客の獲得にはリピーター獲得の5倍のコストがかかると言われています。

新規顧客の獲得にかかるコストとは、チラシのポスティングをはじめとした広告宣伝費などが挙げられます。

多くのリピーターを獲得できれば、これらのコストを抑えながら売上を伸ばせるでしょう。

紹介で新規顧客が増える

飲食店では、リピーターが新規顧客を連れてきてくれることが往々にしてあります。

リピーター獲得は新規顧客の獲得にもつながるということです。

また、リピーターからの紹介で新規の来店数を増やせれば、集客コストを抑えることも可能です。効率的な売上アップにつながるでしょう。

売上が流行に左右されない

新規顧客を増やすために、世間の流行を取り入れている飲食店は多いでしょう。

しかし、流行はすぐに移り変わります。流行に乗じたメニューを展開しても、売上がそのメニューの開発期間や費用に見合わない可能性もあります。

その一方で、リピーターを多く獲得できていれば、流行によって売上が大きく変動することはありません。安定した売上を長期的に確保できるでしょう。

リピート率が高い飲食店の特徴

ここまではリピーターの大切さについて解説しましたが、実際にリピーターが多い飲食店にはどのような特徴があるのでしょうか。

ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、以下の3点がリピートの理由となっていることが分かりました。

  • 料理がおいしい(69.6%)
  • コストパフォーマンスがよい(48.6%)
  • 席がゆったりしている(40.4%)

料理のおいしさ・コストパフォーマンスについては、男女両方からのスコアが高いです。

女性客については、席のゆったりさや店内・店員の清潔感、アクセスの良さを重視する方が多くなっています。男性客が重視するポイントについては、全体の結果と変わりません。

特に「料理がおいしい」は抜きん出てスコアが高いため、飲食店のリピート率を上げるためには料理のクオリティに注力すべきでしょう。

また、デリバリーにおいては配達時間の早さがリピートにつながっています(参考:フードテック総研『スポーツ観戦時の出前メニューは「手早く食べられて」「ビール・お酒に合う」もの』)。デリバリーサービスのリピート率を上げるためには、素早い配達を心がけましょう。

飲食店がリピート率を高めるためにできる施策

飲食店がリピート率を高めるためには、以下の3施策に取り組んでみましょう。

  • LINE・メールでアプローチする
  • SNSをフォローしてもらい、定期的に投稿する
  • クーポン・ポイントカードを渡す

それぞれ詳細を説明します。

LINE・メールでアプローチする

リピート率を上げるためには、来店後のお客様と一対一のコミュニケーションを取りましょう。一対一のコミュニケーションにはLINEやメールが有効です。以下の方法で顧客とのつながりを創出してください。

  • 予約時にメールアドレスを入力してもらう
  • 「アンケート回答で〇円オフ」キャンペーンでメールアドレスを集める
  • 「LINE友だち追加で○○プレゼント」キャンペーンを行い、LINEで繋がる

顧客とのつながりを持った後は、イベント前・キャンペーン前などのタイミングで告知を行いましょう。

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SNSをフォローしてもらい、定期的に投稿する

「Instagram / Twitterのフォローで○円オフ」といったキャンペーンを行い、SNSをフォローしてもらいましょう。

空き状況やおすすめメニューなどの投稿が定期的に目に入るので、再来店を促進できます

投稿から予約までのスムーズな導線を作っておけば、よりリピート率が上がるでしょう。

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クーポン・ポイントカードを渡す

クーポン・ポイントカードの配布は、リピート率向上につながります。

ホットペッパーグルメ外食総研の調査から分かる通り、コストパフォーマンスの良さを理由にリピートを決める人は多いからです。次回以降の来店で割引がきくとなると、リピートしたいと考える顧客は増えるでしょう。

まとめ

本記事の内容をまとめるとこのようになります。

  • 飲食店の平均リピート率は38%
  • リピート率を上げることで、コストを抑えながら安定した売上を確保できる
  • リピート率が高い飲食店の特徴は「料理がおいしい」「コストパフォーマンスがよい」「席がゆったりしている」
  • リピーターを増やすためには、顧客とつながり、定期的に自店を思い出してもらうことが大切
  • クーポン・ポイントカードの配布は、リピート率向上につながる可能性が高い

記事内で紹介した施策を実施し、まずは平均リピート率の38%を目指しましょう。

この記事が、飲食店のリピート率について知りたい方の参考になれば幸いです。