フードデリバリー

クラウドキッチンとは?始めるメリットやおすすめサービスを紹介

クラウドキッチンとは

※当サイトは広告・プロモーションを含みます

新型コロナウイルス感染症の流行で注目を集め始めた「クラウドキッチン」。

なんとなく聞いたことはあっても、具体的なビジネスモデルが分からない方は多いでしょう。

本記事では、クラウドキッチンとは何かから、実際の事例やおすすめのサービスまで紹介します

クラウドキッチンについてひと通り理解したい方はぜひ参考にしてください。

クラウドキッチンとは

クラウドキッチンとは、客席を持たない飲食店のことです。料理の提供をデリバリーサービスのみで行うことを前提として設計されています。

従来の飲食店は、店内で注文を受け、店内で調理し、店内で料理を提供していました。

その一方で、クラウドキッチンはインターネット上で注文を受け、間借りしたキッチンで調理し、出来上がった料理は配達員が運んで提供しています。

お客様が実店舗を目にしない点がクラウドサービスに似ていることから、クラウドキッチンと呼ばれるようになりました。

クラウドキッチンのメリット3つ

クラウドキッチンには次の3つのメリットがあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

初期費用を抑えられる

クラウドキッチンの開業にかかる初期費用は約50万円〜150万円です。

実店舗型レストランの開業費およそ1,000万円と比較すると1/7〜1/20以下に抑えられます。

なぜこれ程安く開業できるかというと、クラウドキッチンには内外装費や設備費がかからないからです。客席を用意しないので、賃料も安く抑えられます。

初期費用を抑えてスモールスタートを切れる点はクラウドキッチンならではのメリットです。

短い準備期間で開業できる

クラウドキッチンには、飲食店の開業に必要な設備や道具が揃っています

そのため、メニューさえ決めていればすぐに開業することができます。

ただし、デリバリーサービスの審査には1ヶ月程度かかることがあります。

収支をとるために、審査が降りるまではテイクアウトを行うと良いかもしれません。

運営費を軽減できる

クラウドキッチンは運営費を安く抑えられます。

お客様に来店してもらうわけではないので、ホールの業務を丸ごと省けるからです。ホール人材の人件費や採用費・教育費を削れます。

また、店舗の立地や広さを気にする必要がないので家賃も安く抑えやすいです。

低予算で運営し続けられる点はクラウドキッチンの大きなメリットと言えるでしょう。

クラウドキッチンの事例

実際にクラウドキッチンを運営している事例を3つ紹介します。

導入の参考にしてみてください。

筋肉ラボ

クラウドキッチン 筋肉ラボ

筋肉ラボ」は、“低糖質で高タンパクを手軽に”をコンセプトにしたクラウドキッチンです。デリバリーサービスのみに対応しています。

筋肉をつけたい方や健康的に足せたい方に向けて、鶏むねデリセットやピリ辛ささみデリセットを販売しています。

健康フード系のデリバリーは今人気な印象です。

Delitake

クラウドキッチン delitake

Delitake」は、創業80年の老舗活魚料理店「魚竹」が運営しているクラウドキッチンです。デリバリーとテイクアウトの両方に対応しています。

メニューは、チキンケバブライスプレートやローストビーフオンザライスが人気です。

「Delitake」のように、実店舗とクラウドキッチンを別で構える飲食店は今増えてきています。

KUROMORI EXPRESS

クラウドキッチン kuromori

KUROMORI EXPRESS」は、仙台市の高級中華店「楽・食・健・美―KUROMORI」とコラボしたクラウドキッチンです。

角煮や天心・角煮丼など本格的な中華料理を味わうことができます。

「KUROMORI EXPRESS」では、遠くでも名店の味を楽しんでもらうために、仙台で仕込んだ料理を冷凍して送り、レクチャーを受けたスタッフがクラウドキッチンで調理する形式を取っています。

クラウドキッチンの多様な活用方法が分かる事例と言えるでしょう。

おすすめのクラウドキッチンサービス3選

ここからは、おすすめのクラウドキッチンサービスを3つ紹介します。

出前館 インキュベーションキッチン®

出前館の特徴、メリット・デメリット
公式HPhttps://corporate.demae-can.com/
初期費用36万円
月額費用18万円
設備厨房設備完備

「出前館 インキュベーションキッチン®」は、東京都江東区にあるクラウドキッチンです。

「出前館 インキュベーションキッチン®」のクラウドキッチンに出店すると、同時に出前館のデリバリーサイトに掲載することもできます。

デリバリーサービス事業で成功したいとお考えの方は、デリバリーのノウハウが豊富な出前館でクラウドキッチンを始めると良いでしょう。

DELICIOUS FACTORY

クラウドキッチン deliciousfactory
公式HPhttps://delicious-factory.com/
初期費用50万円~
月額費用キッチンにより異なる(要問い合わせ)
設備ガスレンジ
オーブン
冷凍冷蔵庫
コールドテーブル
シンク
作業テーブル
吊り戸棚
電子レンジ
製氷機
フライヤー
麺茹で機
グリド

「DELICIOUS FACTORY」は下北沢にあるクラウドキッチンサービスです。

施設が人通りの多い路面店の1階にあるため、デリバリーだけでなくテイクアウトも行いやすい点が特徴となっています。デリバリーサービスの審査期間も安心して営業できますね。

出店店舗が気になる方は公式Instagramをチェックしてみてください。

KitchenBASE

クラウドキッチン kitchenbase
公式HPhttps://kitchenbase.jp/
初期費用45万円~
月額費用30~40万円
設備冷凍冷蔵庫
コールドテーブル
製氷機
シンク
ガスレンジ
フード
吊り戸棚

「KitchenBASE」は、中目黒・神楽坂・浅草・中野に展開するクラウドキッチンサービスです。

月に1度売上レポートを作成してもらえるなど、売上アップの戦略を立てやすい環境が整っています

興味のある方は、説明会や内覧会に申し込むことをおすすめします。

まとめ

デリバリー市場が拡大し続けている今こそ、飲食店はクラウドキッチンに参入するチャンスかもしれません。初期費用を抑えて始められるので、思い切って挑戦してみるのも一手ですね。

費用や設備を見比べて、納得のいくサービスでスタートを切ってみてください。