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東京や大阪、名古屋、福岡などの大都市を中心に急速な拡大を見せているウーバーイーツに登録して、フードデリバリーを始めたいという方は多いのではないでしょうか。コロナ禍の現在は飲食店で通常通りに食事を提供することが難しく、その代わりにデリバリー事業に活路を見出すことができます。
街中で配達員の姿を頻繁に見かけるウーバーイーツですが、飲食店側の都合だけですぐに配達を始められるものではありません。ウーバーイーツに加盟するための申請方法や出店までの流れなど、ウーバーイーツの始め方のすべてをこの記事で解説していきます。
ウーバーイーツの始め方①:レストランパートナーに申請する
ウーバーイーツの始め方として基本となるのは、レストランパートナーとして加盟するための申請を行うことです。HPにアクセスすると申し込みフォームが見つかりますので、必要事項をすべて埋めた上で送信しましょう。
具体的には、以下の内容をフォームに記入することになります。
・飲食店の名称
・店舗所在地
・申し込んだ人の氏名
・連絡を取れる電話番号
・メールアドレス
・展開中の店舗数
・料理のジャンル
申し込みが完了すると、ウーバーイーツ側で簡単な審査が行われ、審査に通過した場合は正式な登録に進むことが可能です。その後もいくつかの手続きが必要になりますので、次の項目も忘れずにチェックして備えましょう。
担当者からの電話案内を受ける
審査に通過した場合、先ほどのフォームに登録したメールアドレスに、電話案内の予約用URLが記載されたEメールが届きます。ウーバーイーツの正式契約前に、担当者から詳細の説明を電話で受ける必要がありますので、このURLから電話に出られる日付を選んで予約を行いましょう。電話案内にかかる時間の目安は約30分間となるため、休業日や来客数が少ない日時を選ぶことがおすすめです。
電話案内では、レストランパートナーとして加盟する上での利用方法や、ウーバーイーツのサービス概要に関する説明が行われます。疑問に感じることや分からないことがあれば、電話中に質問して問題ありませんので、質問したいことがある場合は事前にリストアップしておくとよいでしょう。
電子契約書を用いて正式に契約する
電話案内を受けた後、再びウーバーイーツからEメールが届きますので、これに添付された電子契約書にサインを行います。この手続きはすべてインターネット上で済ませることができますので、事務所に出向いたり、紙の書類をやり取りしたりする必要はありません。
ウーバーイーツの始め方②:サービス開始のための準備をする
電子契約書へのサインが完了すると、配達サービスをいつでもスタートさせられますので、実際にデリバリーに対応するための準備を整えましょう。
具体的には以下のような順番と方法で準備を進めることになります。
・メニューの用意と写真撮影を実施する
・情報の登録を依頼する
・タブレット等を準備する
・操作方法等に関するレクチャーを受ける
・配達に必要なアイテムを揃える
・営業を開始する
それぞれのセクションを詳しくご紹介します。
メニューの用意と写真撮影を実施する
まずはウーバーイーツで販売するメニューの選定を行い、手数料を差し引いたコストを計算した上で、ウーバーイーツ用の価格設定を実施しましょう。きちんとした容器を準備すればスープ類の配達も可能ですが、配達に向いた料理とそうでない料理がありますので、到着時の見た目や味をイメージして選定することが大切です。
メニューの選定が完了したら、ウーバーイーツのサムネイルで使用するための写真撮影を行います。自分自身で撮影した写真を使用することもできますが、プロのカメラマンを派遣してもらうことも可能ですので、必要に応じてスケジュールを決めましょう。
情報の登録を依頼する
メニューの準備が完了したら、ウーバーイーツ側と連絡を取り合って、メニュー情報や写真の登録といった作業を依頼します。メニューにはかんたんな説明を付け加えることができますので、記載したいメッセージがある場合もここで伝えましょう。
タブレット等を準備する
ウーバーイーツを経由した注文を受け付けたり、ドライバーを呼んだりする際は、タブレットにインストールした専用アプリの操作が必要です。専用アプリがインストールされ、通信できる状態になったタブレットのレンタルを有料で受けられますので、これを利用してもよいでしょう。
お手持ちのタブレットを使用する場合は、アプリをインストールした後に、ウーバーイーツに登録したユーザー名とパスワードを入力してログインし、アプリを活用します。
操作方法等に関するレクチャーを受ける
タブレットを使い慣れている方でも、ウーバーイーツの専用アプリの使用方法を最初から理解して使いこなすことは困難です。スムーズにアプリを活用するために、ウーバーイーツではタブレット操作の研修を実施していますので、これを利用して操作方法を習いましょう。
操作方法のレクチャーは、契約前の電話案内と同じように、原則として電話を通して30分程度行われます。研修の日時は自分自身の都合のよい時間帯から選ぶことができますが、1週間程度の待ち時間が必要な場合もありますので、早めに申し込みと予約を行いましょう。
配達に必要なアイテムを揃える
この段階まで進展すれば、理論上はウーバーイーツを始めることができますので、実際の営業を想定した準備を行いましょう。フードデリバリーにおいては、通常営業とは異なり、以下のようなアイテムが必要になります。
・割り箸やプラスチック製フォーク、スプーンなどのカトラリー
・紙ナプキンなどのアイテム
・料理を梱包するための使い捨て容器
・完成した料理を包むための紙袋等
こういったアイテムをウーバーイーツ側で用意することはありませんので、原則としてすべて飲食店側の実費で購入することになります。
用意するアイテムの種類と数は飲食店によって異なりますが、ネットショップ等では一括で大量に購入したほうが安いコストで済み、お得です。
営業を開始する
ここまでの準備が完了すると、レストランパートナーとして正式に営業をスタートさせることが可能になります。ここまでの工程には平均で1~2ヶ月間がかかることが一般的ですので、加盟を考えているのであれば早めに申請を済ませることがおすすめです。
ウーバーイーツの始め方③:利用状況に応じて運営を改善させる
ウーバーイーツの運用を開始した後は、利用状況に応じてメニューや価格の設定を見直したり、微調整したりしながら運営を改善させましょう。想定していたように顧客が集まらないという場合は、別のフードデリバリー業者を利用するという選択肢も有効です。
たとえば出前館では、ウーバーイーツでは対応していないエリアもカバーしており、より広範囲の顧客に訴求することができます。
まとめ
ウーバーイーツの始め方は簡単で、HPの申し込みフォームから申請を行った後、電話案内を経て電子契約を結ぶことが最初のステップです。審査に通過した後はメニューの準備と写真撮影、タブレットの準備、そしてカトラリー等を用意して営業に備えます。
想定していたとおりの売り上げを達成できない場合は、メニューや価格設定の見直しを行ったり、出前館など別の業者の利用を検討したりすることがおすすめです。