フードデリバリー

フードデリバリーの始め方とは?開業済み飲食店の生き残り方をご紹介

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新型コロナウイルスの発生と蔓延によって飲食店を取り巻く環境は激変し、閉店・廃業に追い込まれる飲食店は少なくありません。開業後に好調だったにも関わらず、緊急事態宣言の発出によって経営がままならなくなり、協力金だけでやりくりできずにお悩みの経営者の方は多いのではないでしょうか。

起死回生の一手として、フードデリバリーという方法に活路を見出すことができますが、どのようにして始めればよいのかという点も分かりにくいものです。

この記事では、出前館などを利用しながらフードデリバリーを行う方法と、自前でフードデリバリーを行う方法の2つに分けて、デリバリー事業の始め方を解説します。

フードデリバリーの始め方は大きく分けて2種類

フードデリバリーの始め方には大きく分けて2つの方法があります。1つは出前館やウーバーイーツといったサービスを利用する方法、もう1つは自前でバイクや自転車を使って配達する方法です。

この項目では、この2つの配達方法のメリットとデメリットについて解説します。

出前館などのサービスを利用する方法

街中を見渡すと、出前館やウーバーイーツの配達員の姿が目立つことからもわかるように、多くの飲食店が外部企業を利用したデリバリー事業をスタートさせています。出前館に関してはすでに16,000軒以上の飲食店が登録を済ませるなど、事業者・利用者ともに満足できる環境が整い始めました。

こういった外部サービスを利用する上でのメリットとしては、Googleの検索結果で上位表示されることが多いため、デリバリーを探しているユーザーにアピールできる点を挙げられます。現在はステイホーム・テレワークにかける時間が増加していることも追い風で、「自宅の食事をおいしく、豪華にしたい」という層にも働きかけることが可能です。

また、特に小規模な店舗の場合、宅配を自分自身で行うと調理がままならなくなる恐れが生じますが、この問題も店外のドライバーと提携することで解決させられます。宅配によってお店の名前や味が地域住民に知られれば、コロナ後に店舗を訪れるお客様が増える可能性も高いでしょう。

デメリットとしてご紹介しなければならないのは、サービスを利用する際に初期費用や手数料が必要になることです。これまでテイクアウト事業を想定していなかったという場合は、専用の容器や袋、メニューの開発といった作業も追加で必要になります。

店舗自身でデリバリーを行う方法

もう1つの方法となるのが、お店の経営者やスタッフ自身がドライバーを務めてデリバリーを実施するという方法です。昔ながらの蕎麦店の配達や、宅配ピザ、宅配寿司などのサービスを想像すると分かりやすいのではないでしょうか。

この方法を選ぶメリットとしては、外部への手数料を支払わずにフードデリバリー事業を始められる可能性がある点を挙げられます。たとえば家族経営のお店であれば、新しく従業員を雇う必要がありませんし、注文を受けた際に手数料が差し引かれることもありません。

しかし、以下のようなデメリットが散見されるデリバリー方法であることも事実であり、それが近年の出前館やウーバーイーツの台頭につながっています。

主なデメリット

・店舗自ら宅配事業の宣伝やメニューのポスティングを行わなければならない
・忙しい時間帯に、同時に複数の場所へ配達することが難しくなる
・ドライバーを雇う場合に時給が発生する
・専門技術を持たない人物が配達すると料理の見た目や味を損なう恐れがある
・バイクの用意などにコストがかかる

フードデリバリー事業の始め方を具体的にご紹介

ここからは、フードデリバリー事業を導入する際に、どのような手続きと申し込みが必要になるのかを具体的に解説します。先ほどと同じように2つの配達方法に分け、さらに手数料や初期費用といったコストの目安についてもこの項目でお伝えしましょう。

出前館を利用したフードデリバリーの始め方

出前館を利用したフードデリバリーの始め方全国対応で幅広いエリアをカバーしている出前館を利用する場合は、まずホームページ上から出店資料請求を行います。この際には簡単な審査が行われますので、販売予定のメニューや価格、その商品の画像を事前に用意しておくと便利です。

申請が通り、出前館に掲載されることが決まったら、専用のオーダー管理アプリを使って受注と配達の依頼を行います。配達作業はすべてドライバーに任せることができますから、店舗スタッフは調理と袋詰めの作業だけを行い、商品を受け渡すだけで構いません。

出前館の初期費用は20,000円ですが、2021年1月現在はキャンペーンにより無料となっており、従量料金の決済手数料と配達代行手数料の実費がかかるのみです。
フードデリバリー事業開始時に用意すべき資金は、配達用の容器を用意するための費用と、必要に応じてPCやタブレットを導入するための費用に限られます。

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ウーバーイーツを利用したフードデリバリーの始め方

ウーバーイーツを利用したフードデリバリーの始め方ウーバーイーツはまだ利用可能なエリアが少ないデリバリー代行サービスですが、着々と対応エリアを増加させており、日本国内での知名度も高まり続けています。ウーバーイーツを利用する場合は、まず店舗がサービスの対象エリアの内側にあるかどうかを確認し、申し込みフォームに必要事項を記入して出店を希望しましょう。

所定の審査が行われた後で掲載の可否が通達され、掲載OKという場合は専用アプリを使ってフードデリバリーを実施することになります。お客様からの注文を確認してから調理し、料理の準備が整い次第、アプリの画面を操作すると、近くにいる配達員が自転車、あるいはバイクでピックアップに来てくれます。

ウーバーイーツを開始する際の手数料はかからないため、初期費用として必要になるのは宅配用の容器や割り箸などのアイテムのみです。支払いが必要となるのは、サービス利用料として売上金の一部、そして配達手数料の260円~570円ほど(1回あたり)とになります。

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外部サービスを利用せずにフードデリバリーを始める方法

外部サービスに頼らずフードデリバリーを始めるという場合は、まずお店が宅配を行っていることをお客様に伝えなければなりません。有効な方法としては、店内で宣伝して常連客に伝えること地域にポスティングしてメニューを配ることHPやSNSを解説して宣伝することなどが挙げられます。

注文は電話やパソコンを使って受け付けることになり、原始的な方法ではありますが、現在お持ちのデバイスを生かしながら作業することが可能です。ただし、バイクを準備する場合は数十万円程度のコストが必要になり、専用のスタッフを新しく採用する場合も、1日あたり5,000~8,000円程度の人件費が必要になるでしょう。

フードデリバリーを始めるなら【出前館】がおすすめ

フードデリバリーを始めるなら【出前館】がおすすめフードデリバリーの始め方としては、まず出前館などの外部サービスを活用するか、それとも自力で宅配を行うのかを選ぶことから始まります。外部サービスを利用する場合、所定の手数料がかかりますが、配達員を雇用する必要が無く、バイクの用意といった大きな初期投資の必要もありません。

現在主流のサービスは出前館とウーバーイーツであり、どちらも申請フォームに沿って応募し、審査を経た上で専用アプリを使って配達を依頼するというシステムは同じです。
どちらを選ぶかは飲食店次第ですが、より広範囲をカバーし、配達員に研修も実施している出前館を選んだほうが、安心して料理を託すことができるでしょう。

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